長沼孝三彫塑館

彫塑館前に設置されたブロンズ像≪つり≫1985年、ブロンズ
彫塑館前に設置されたブロンズ像≪つり≫1985年、ブロンズ

山形県長井市出身の彫刻家・長沼孝三の作品を展示しています。

 

【開館時間】10:00~17:00(入場は16:30まで)

【休館日】月曜日・月末日(月曜日が祝日の場合は翌日)、冬季(12月29日~3月31日)

【見学料】大人300円、高校生200円、小中学生100円(20名以上団体料金:大人240円、高校生160円、小中学生80円)

 

 

アクセス


長沼孝三彫塑館は、生家である丸大扇屋家屋敷の一角に建てられています。当館では、作家の初期から晩年に至るまでの作品を約800点収蔵しています。西洋彫刻とは一線を画する日本独自の表現を追求し、その研究のために日本や海外の郷土玩具を収集していました。その約790点に渡るコレクションも当館にて収蔵・展示しています。


長沼孝三
長沼孝三 1908-1993

長沼 孝三(ながぬま こうぞう)

 

1908年、山形県長井市の商家である丸大扇屋に生まれました。1931年に東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業し、昭和初期のモダニズム運動の影響下で実験的な彫刻創作に挑み、現代具象彫刻の先進気鋭と評されました。その作品では、日本独自のデザイン感覚に根ざしたフォルムを追求しており、氏の母子像に代表される人間愛が、一貫してその底に流れています。

略年表

1908年 山形県長井町(現・長井市)丸大扇屋にて十代目長沼忠兵衛の三男として生まれる

1926年 東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科入学

1930年 杉浦非水率いる商業デザインの研究グループ≪七人社≫に入り活躍

1931年 同校卒業

     帝展(現・日展)に「インテリゲンチャ」初入選

1939年 第5回九元社展に「聖戦塔試作」を出品

1941年 聖戦美術展で「英霊」陸軍大臣賞受賞

     日本彫塑家連盟、青年彫塑家聯盟の創立委員

1942年 文部省美術展(現日展)で「若人が征く」特選受賞

     造営彫塑人会発会し参加

1943年 満州美術学校教授に就任

1944年 軍需生産美術推進隊に入隊(以後、東山油田、常盤炭鉱などで坑夫の像を共同制作)

1945年 上砂川三井炭鉱で終戦をむかえる

1949年 上野駅前広場に野外彫刻「愛の女神」を制作(戦後初の野外彫刻の一つ)

1950年 六窓会結成、参加

1952年 白鷹町畔藤杉沢観音堂に「聖観音」を制作

1953年 群馬県谷川岳の麓に「山の鎮」を設置

1957年 長井小学校に「慈愛」を制作

1974年 長井市民文化会館に「花の長井」制作

1984年 日展の参与になる

1988年 長井橋に「長井橋 昔と今」を制作

1992年 長井市生家に長沼孝三彫塑館開設 

1993年 10月22日、心筋梗塞のため急逝


館内風景