企画展《このまちでつくる~世代を超えた二人展~》
文教の杜ながいでは、長井を拠点として活動する二人の芸術家を紹介する展覧会を開催します。
田村敏博(1948年生まれ)は長井市今泉出身の陶芸家で、瓦製造業を営む実家「甍窯」で生まれ育ちました。幼少より土に親しみ、22歳頃から独学で陶芸を始め、家業の傍ら作陶を続けました。様々な技法を用いて、形式にとらわれない自由な発想で多様な作品を制作しています。
松崎綾子(1983年生まれ)は千葉県出身の画家で、2015年より長井市に移住し地域おこし協力隊隊員(~18年)として、またアートコレクティブ「アメフラシ」のメンバーとして活動しながら制作発表活動を続けています。卓越した技術で、地域に根差した生活の姿をユニークなモチーフで描き出します。
世代も表現手法も異なる二人ですが、創作を通じて様々な共感や交流が生まれています。本展を通じて、これからの長井における芸術文化活動の可能性を探ります。
期 間|2021年11月3日(水)~12 月26日(日)
休館日|月曜日、月末日
会 場|丸大扇屋内蔵・新蔵
時 間|10:00~17:00(入場は16:30まで)
料 金|無料
主 催|一般財団法人 文教の杜ながい
田村敏博|たむら・としひろ
1948年山形県長井市今泉に生まれる。大正時代より瓦製造業を営む「甍(いらか)窯」に育ち、幼少より粘土造形に親しむ。瓦製造の傍ら、1970年頃から独学で陶芸を始める。山形県美術展、東北現代工芸美術展、日本現代工芸美術展、長井創画会展等で活動。個展多数。東北現代工芸美術展会長賞(1988年)など受賞多数。現在、日本現代工芸美術家協会東北会員、山形県美術連盟会員、山形県美術展無鑑査、長井創画会会員。
松崎綾子|まつざき・あやこ
1983年千葉県に生まれる。2012年、東北芸術工科大学修士課程日本画領域修了。2015年より長井市に移住し創作活動を行いながら、地域おこし協力隊隊員として地域文化活性化に尽力。またアートコレクティブ「アメフラシ」のメンバーとして地域文化の調査や活用、アートやデザインでの創作など多岐にわたる活動を行う。現在、箒作家、デッサン教室講師、東北芸術工科大学非常勤講師。