NAGAI SUPER YOUNG ARTIST EXHIBITION
長井市 中学・高校美術部による合同展
長井市は江戸時代初期に開拓された最上川舟運における米沢藩の玄関口として栄え、特色ある地域文化が育まれました。平成30年には「最上川上流域における長井の町場景観」として国の重要文化的景観に選定され、長井市名誉市民で日展参与を務めた彫刻家である長沼孝三は「長井の心」と題された一文において、長井の自然風土が育む人間性は世界の宝であると称賛しました。その精神は長井市の学校教育目標として掲げられているほか、芸術分野においても開花し、長沼孝三をはじめ、南画家の菅原白龍や、小林古径の内弟子であった日本画家の高橋都哉、国画会で活躍した渋谷円吉など、これまでに多くの芸術家を輩出してきました。そして今も、長井市で学ぶ多くのこどもたちが、郷土の自然風土や市民に見守られながら、学校の美術部活動などで、日々新たな作品を生み出しています。
この度、文教の杜ながいでは、長沼孝三が主催していた「日陰のとまと会*」にちなみ、若い芸術家を支援する事業として「青いとまと芸術祭」を企画しました。市外の若手芸術家を招聘した展覧会「Bodies|身体を巡る3つの視座」と呼応するように、市内の中高美術部による合同展を開催し、生徒たちを〈超・若手芸術家〉として紹介します。「長井の心」によって育まれた、みずみずしい感性で創造される新時代の表現をお楽しみください。
期 間|9月21日(水曜日)〜 25日(日曜日)
開館時間|10:00~17:00(入館は16:30まで)
会 場|小桜館(旧西置賜郡役所)
協力校|長井市立長井北中学校、長井市立長井南中学校、山形県立長井高等学校、山形県立長井工業高等学校
助 成|(公財)山形県生涯学習文化財団