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長井高校写真部とつくる彫塑と写真の展覧会:講評会

生徒が制作意図を説明しています。
生徒が制作意図を説明しています。

10月31日より開催してました「長井高校写真部とつくる彫塑と写真の展覧会」の講評会を行いました。

この企画は、通常彫塑館2階奥のガラスケース内で整然と展示されている長沼孝三のエスキス作品(彫塑の小作品。模型)の背景に、長井の風景写真を展示するというものです。長沼孝三が愛した長井の風景と作品が一体となり、まるで屋外彫刻のように豊かな世界観が生まれました。

展覧会の詳細はこちら

フリーフォトグラファー船山裕紀さんによる講評
フリーフォトグラファー船山裕紀さんによる講評

本日の講評会は、作品制作に先行して行われたレクチャーでも講師を勤めていただいたフリーフォトグラファーの船山裕紀さんを中心に、顧問の先生や生徒たちなどからも意見を募りながら行われました。生徒たちは堂々と制作意図を述べ、船山先生からの感想や助言にうなずきながら、写真表現や展示について理解を深めていました。

グループ2の作品と、長沼孝三の彫塑
グループ2の作品と、長沼孝三の彫塑
グループ3の作品と、長沼孝三の彫塑「倦厭」
グループ3の作品と、長沼孝三の彫塑「倦厭」

これまでオフホワイトの壁紙を背景に静かにたたずんでいた彫塑作品が、風景をまとうことで突如として物語が立ち上がり、活き活きと自己主張し始めたようでした。またその勢いはガラスケース内にとどまらず、彫塑館全体に新たな息吹を与え、動きと色彩をもたらしました。本展は一過性のイベントではなく、これから先の展開にも大きな影響を与える印象的な催しになったと感じています。

10月3日に行われたレクチャーの様子
10月3日に行われたレクチャーの様子
長沼孝三の生家、丸大扇屋も見学。彫塑理解に活かされました
長沼孝三の生家、丸大扇屋も見学。彫塑理解に活かされました
彫塑館2階奥ガラスケース内の展示風景
彫塑館2階奥ガラスケース内の展示風景

コロナ禍のなかで、生徒たちは自由に部活動に励むことができない状況にあります。学校生活自体も、昨今の感染拡大を受け、校外活動は中止され、他校や市民との交流もできず、行事も中止が相次ぐというつらい状況にあります。そんな中で、本展に尽力してくださった生徒たち、先生、講師を勤めてくださった船山先生には多大なる感謝を申し上げます。会場に足を運ぶことが難しい状況でもありますので、ウェブサイトにてできる限りご紹介してまいります。本企画は来年以降も開催していきたいと考えています。(後藤)